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宮崎 あおい(みやざき あおい、1985年11月30日 - )は、女優。宮崎将(―まさる)は、実兄。 主演・天城秋日子役 「理由」(2004年4月29日、WOWOW)石田由香利役 24時間テレビスペシャルドラマ「父の海、僕の空」(2004年8月21日、日本テレビ)朝井ほのか役 連続テレビ小説「純情きらり」(2006年4月〜9月、NHK)主演・有森桜子役 ラジオドラマ FMシアター「翔べない豚さん」(2002年2月9日、NHK-FM)主演・山瀬あずみ役 ENEOS ON THE WAY COMEDY 道草「経済学部上村教授」 (2002年8月19〜22日、TOKYO-FM)ゲスト出演・上村春子役 「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年5月4日、TOKYO-FM)主演・廣瀬亜紀役 アニメ 「魔法遣いに大切なこと」(2003年1月〜3月、テレビ朝日)声の出演(主演)・菊池ユメ役 「franny's feet(フラニーズ・フィート)」(2005年9月〜、CS CARTOON NETWORK)声の出演(主演)・フラニー役 舞台 ミュージカル「星の王子さま」(2003年8月初演、2005年8月再演)主演・星の王子ま役 2004年、第41回ゴールデンアロー賞演劇新人賞受賞 ミュージックビデオ NUMBER GIRL「I Don't Know」 the Indigo「UNDER THE BLUE SKY」 DREAMS COME TRUE「やさしいキスをして」 RIP SLYME「Dandelion」 キンモクセイ「冬の磁石」 CM
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ユリイカ(EUREKA)

 ユリイカ(EUREKA)

価格:¥ 4,935
納期:通常24時間以内に発送

人気ランキング : 7,916位
定価 : ¥ 4,935
販売元 : メディアファクトリー
発売日 : 2002-02-22

九州で起きたバス・ジャック事件で、辛くも生き延びたバス運転手・沢井(役所広司)と、乗客の直樹(宮崎将)、梢(宮崎あおい)の姉妹は、2年後に偶然再会したのを機に共同生活を始めるようになる。そこに兄妹の様子を見に来た従兄の秋彦(斉藤陽一郎)が加わり、疑似家族の様相を呈してきた4人は、やがて再びバスに乗って再生の旅に出た…。
2000年のカンヌ国政映画祭で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞した、心に傷をもつ人間たちの再生の旅を描いた青山真治監督の秀作ヒューマンドラマ。3時間37分という長尺ながら、モノクロ映像を駆使して静かに人間をとらえる作者の真摯な眼差しゆえに、じっくりとその世界観に入り込むことができる。九州の方言を巧みに活かすなど、言語を大切にした演出もすばらしい。(的田也寸志)

長い再生への道を描いた長い映画

いやこれは長かった。映画は総じて前後2部に分かれていると考えてよいだろう。衝撃的なバスジャック事件と、役所広司演じる主人公のその後と、彼を取り巻く人間関係を描く前半、同じバスジャック事件に遭遇した兄妹との再生の旅を描く後半。最後はある種の開放感を感じさせ、その後の彼らの人生が決して暗いものではないであろうことを予感させる。背景で連続的に起きる殺人事件が、物語に一種の緊迫感を与えている。私は犯罪心理学には明るくないが、バスジャック事件の精神的トラウマと動機なき無差別殺人の結びつきはいかんせん弱く、そこだけは釈然としないものを感じる。

‘EUREKA(我は見出せり)’

黙り込む兄妹に、時々優しく言葉をかける沢井、そんな三人の食事シーンが劇中に何度もある。互いに交わす言葉が無くとも、'食べる'という、生きる為に最低限必要な行為を分かち合う三人。家族だから食卓を囲むのではなく、自然に集まって食卓を囲むから、家族なのだ。対して、従兄というだけで突然、家に上がりこむ秋彦。彼が沢井のことを「分かる」と言うのは、自分が体験したことは理解したことだ、と短絡する人間だから。頭は良いが若い彼に対し沢井は、バス運転手としての日常の繰り返しが身に染み込んでいた。命の危険に遭ったあの事件は、日常の連鎖を断ち切った。秋彦が食事を一々記念撮影するのも、繰り返される日常という終着駅に立ったことがなく、まだ人生の途上だからだ。
長時間の、セピア色の単調な映像から、現実世界に帰った時、そこに無限の色彩が充ちていたことに、改めて気付かされる。単色に慣れた目が他の色を新鮮に感じるのは、単なる知覚の生理心理的効果でしかないが、物語がそこに精神的な内実を与える。何か大きなショックを受けた人は、周りの光景が写真のように平板に、非現実的に見えることがあるらしい(離人症)。バスジャック犯が言う「良い天気だったんだなあ」や、刑事が沢井に言う「犯人と同じ目をしている」という台詞は、犯人も三人と同じく、無彩色の世界に生きていた証だろう。誰もあの無彩色の世界へ隔離してはいけない。毎日、バスで同じ道を回る日々。だがその繰り返しを生きるのは、なんと幸福だったのか。この映画は、観客を乗せ、大きく迂回してから眼前の日常へ帰す、'新しいバス'なのだ。
「エトナの山頂に立つ人は、眼下の情景の広がりと表情に心を打たれるが、ここで踵を一回転させなければ、情景の全体を見渡すことは出来ない」(E.A.ポー『ユリイカ』)。

beautiful thing

 観終わったあと深く感動したこととさまざまな問いを投げつけられた感じがした。主に登場人物の行動やセリフなどにだ。一つあげるならば、それぞれ沢井、直樹、梢の三人が(もう一人いとこの大学生の青年が一緒に旅をする。事件とは関係ない)事件を乗り越えようと、もがいた挙句に自分で出した行動が違うということである。特に直樹が出した行動は考えさせられる。そして沢井が直樹に伝えた言葉は本当に深い。また、梢が幼くともなんとか必死にぎりぎりの精神状態で、自分の身に起きた出来事を兄の直樹よりも逃げずに受け止めようとしている点に感動する(人によっては梢はまだ幼すぎてよく現状を理解できずにいると感じる人がいるかもしれないが。)。
 
 また美しい映像や役者たちの素晴らしい演技に感動するし、後半は一緒に旅をしている気分になってすごくこころが洗われる。そして比較的長い上映時間やあえて説明を介さない登場人物の行動や映像をうまく取り入れ、見る側の想像に委ねている点に監督の凄さを感じる。それが決して難解にはなっていなく全てが心地いい。
「ああ、いい映画を見たなぁ」と思える。
 
 

魂をゆさぶられる日本映画の傑作

 冒頭のバスジャックの場面は衝撃的。これでもかという恐怖映像ではなく、たとえば新聞紙などの小道具の数々がかえって恐怖を煽り立てる。まさに頭が真っ白になるようなこわさである。
 この冒頭を乗り越える、癒すために、まさに残りの3時間は必要であった。決して意味の無い長時間ではなかった。この3時間40分は、深い深い傷を負い、それをじっくりと癒していく長い長い道程である。そして癒すためにも、彼(運転手)と兄妹と今風の若者の擬似家族が、彼らの九州各地を遍歴する旅がどうしても必要だったのであろう。
 やがてその家族も失われ、人の静かな哀しみだけが残る。つらい終章である。と同時に心の奥底に、深い魂の浄化を感じるのはなぜだろう。映画館で見たときも、再びこのDVDで見!!たときも、心はいつもそこに収束して行くのを感じた。しかしそれは不快な暗示ではない。人間再生への希望である。ここがこの映画のもっとも素晴らしいところだ。
 日本はこのような映画を生み出せた素晴らしい国である。推薦。

長い映画だけど二回目でいいなと思った

一回目観たときはあまりいいと思えませんでした。ひたすら長いし、短くできる部分を長くしているし、長さに耐えた割にはあっけないラストだし。いったい何が伝えたかったのか、やりたかったのかよくわからない。
で、この間偶然二回目を観たのですが、不思議なことに、二回目は全然長いと思いませんでした。一回目より驚きがあった。細かい部分まで味わえたからとか、そういうわけではありません。物語の展開に過度な期待を持たずに見たお陰で、ストーリーをすんなり受け入れることができた。そうすると、ある意味あっけない流れや一見無駄な尺の長さが、殺人事件のショックからスタートする精神過程の一つの必然的なパターン、そしてその精神過程を表現する一つのパターンとして受け取れました。すんなり流れが受け入れられると、完成度の高い演技や映像によって構成された非常に美しい映画に見えます。
さて、そんな私の個人的体験はどうでもよく、この欄にはレビューを書かなければいけないのですが、どうも感想をきちんと言語化できません。いろいろ言葉は浮かぶのですが、どれも断片的で、自分の中で間違いないと思える言葉がありません。まあ、私は本当のところ映画の意図を理解できていないだけなのかもしれません。情けないですが、とにかく美しいのです。汚さすら美しい、そんな感じ。
ただ、一回目観てつまんないなーと思った人は、是非もう一度観てください。私と同じように二回目で「ユリイカ!」できる(すくなくともエンターテイメントとしてユリイカ!)人がいるかもしれないと思ってレビューを書いてみました。私の星5つは、カンヌ映画祭で評価されるような意味での星5つではなく、エンターテイメントとしての星5つです。
あと、ついにNHKの朝ドラに進出し、国民的女優となった宮崎あおい。彼女の初期作としてのプレミアは今後出てきますね。


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このページの情報は
2006年5月6日16時43分
時点のものです。

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